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吸入薬タミフルの効果と正しい使用方法

黒いマスクをかける女性

タミフルはオセルタミビルの商品名で、複数あるインフルエンザ治療薬の中の一つです。
オセルタミビルには、ウィルスが感染を拡大する時に必要となるノイラミニダーゼと呼ばれる酵素の働きを阻害することで、インフルエンザウィルスの増殖を抑制する作用があることから、専門用語ではノイラミニダーゼ阻害薬とも呼ばれています。
タミフルは、小児から高齢者まで一般的に使用されていますが、10歳以上の未成年に関しては稀な異常行動などによる死亡事故に繋がる副作用が疑われていることはニュースや新聞で広く知られていることです。
しかし、海外ではそうした異常行動による死亡例は報告されておらず、そのような例は日本のみであることからも、現時点ではタミフルと異常行動との因果関係を特定できていません。
因みに確認されている頻度の高い副作用は、腹痛、下痢、嘔気があります。

タミフルの使用方法は、薬が確実に効くインフルエンザ発症から24時間後とされており、48時間以内に使用しなければ効果に期待できません。
48時間以内に使用できれば、発熱期間を24時間、罹患期間を26時間に短縮することが可能となっています。
服用しない場合は発熱が3日から7日続きますから、その効果の差は歴然です。
10歳以上の未成年者は稀に転落事故などの異常行動の副作用の疑いがあることから、もし小児・未成年者が使用する場合は、2日間は一人にしないよう保護者が様子を見るように注意喚起されています。

またインフルエンザ発症後のみの使用ではなく、日本では健康保険の適用外にはなりますが、予防薬としても使用することが可能です。
もしインフルエンザの感染者が家族と同居している場合には、その同居家族に感染予防目的で処方される場合があります。
その中でも特に65歳以上の高齢者の場合は、インフルエンザに感染すると重症化しやすいことから予防投与が認められています。
他にも、慢性呼吸器疾患の患者や、腎機能障害の患者、代謝性疾患患者も当てはまります。

タミフルの正しい吸入方法

タミフルは有効成分オセルタミビルによる、インフルエンザウイルスの増殖抑制効果及び、早期の症状の軽快を達成するためには、正しい服用方法を実践しなければなりません。
使い方を誤っては、効果が発揮されないので、くれぐれも注意して下さい。

48時間がひとつのリミットとされているのは、先ほど述べたとおりですが、インフルエンザ症状の発現後40時間以上経過した場合の、有効性を裏付けるデータは存在しません。
この点からも症状発現後、出来るだけ速やかにタミフルの服用を開始することが肝心です。

形状はカプセル型で服用にも負担を感じることは、ほとんどありませんが、服用期間は遵守してください。
カプセルは絶対に噛まずに、コップ一杯ほどの水で服用を、通常は5日間使用することになります。
小児用にはドライシロップ(顆粒状)は、一包分を適量の水に溶かしてから、服用するようにしてあげましょう。
なお、ドライシロップは湿気を避けて保管して下さい。

ところでタミフル服用時には、副作用が出てこないのかを、注意しなければなりません。
既述のとおり、10代から20代にかけての若年者には服用後、異常行動に走る事例が日本では報告されています。
このようなリスクがあるため、10代から20代の若者には原則としてタミフルは投与されませんが、やむを得ず例外的に投与されることがあります。
そこでこの年代の方が服用する場合には、周囲で家族が介抱して、異常行動が現れないのかを観察する必要があるのです。

またタミフルはインフルエンザが重症化しやすい高齢者に対しては、予防目的で投与される場合があります。
予防目的での投与は、家族内や施設の共同生活者の間でインフルエンザが発症した場合等です。